バクテリア材を自作してみる
カブトムシ廃マットの再利用について考える。
ついに"自作"というネクストステージに到達し、虫活のモチベーション爆上がりのおじさんです。
こんにちは
今回は前回のエントリーでも書きました、カブトムシの廃マット再利用について。
(僕にとって)大量に出たので、どうにかしようと考えていた。捨てるのも色々と手間がかかるため、最近始めたミニトマトの肥料にするのもありとか考えたのだが、これはやっぱり"アレ"作っちゃおうとなった。
そのアレとは、バクテリア材。
。
これからのシーズン産卵セットを組む機会も増えそうなためもあるが、それよりも"バクテリア材を自作する感"これを体験したい。
まあ、正直産卵材がカビるのって結構テンション下がるじゃないですか?あれを防げてさらに産卵率爆上がり、これを自作できるのであれば、やるっきゃないわけです。
バクテリア材とは
それでは、そもそも「バクテリア材」とは何なのか?
クワガタ・カブトムシの糞に生息するバクテリアを産卵材に移すこと。
そして、効果は、僕もカビづらい、産卵促進、というくらいなため、早速調べてみた。
結論とすると、それ以上でも以下でもない。
すみません。僕の調べが悪かったのかも。とはいえ、色々考察されている方もいて、面白いが、この場では割愛させてもらう。
まあ言ってしまえば、糞に住むバクテリアに、材に住み着いてもらい、外敵から守ってもらい、その際に、バクテリアが材に侵食し、メスの産卵に適した材になるという事らしい。
つまり、糞に材を埋めて、バクテリアを材に移す=バクテリア材爆誕
バクテリア材自作あれこれ
早速自作を行う前に予習を行う。
それでは、まず初めにいつもお世話になっております、月夜野きのこ園様のHPより
相変わらず一発目で出てくる安心感。
内容も分かりやすい。
ここのHPは他の記事もついつい見てしまいう。他にも参考になるので、かなりおすすめ。
注意点は糞をぶったたいて粉砕し、加水した材を埋め込む。
それでは次舶来六脚堂さん
こちらも有名はクワカブの飼育情報メディア。
このサイトの特徴は圧倒的なきれいな見た目と画像。めちゃくちゃきれい。
ついつい過去の記事を見てしまう。おすすめサイト。
詳細はサイトを見ていただくとして、コツは粉砕したマットに水分を多く含ませ、加水していない材を埋め込むこと。
参考にしたサイトの違いは、事前に材を事前に加水するか、加水した廃マットで材を加水するか。
さて、どちらを参考にしようかと考えた結果、月夜野きのこ園の方法を採用する事にした。
理由は1つ、廃マットでの加水の場合、事前に材の樹皮を取り除く必要がある。今回使用した材はそれが難しかった。
ちなみに、このほかにも糞を水で溶かし、バクテリア液にして材に加水する方法もあった。
その際に熱湯で糞を溶かすというのもあるが、バクテリア死なないのかなと不安になる。
次回は今回のとは異なる方法を試そうと思う。
バクテリア材を自作してみた
早速材の準備。今回は4本使用した。
2本は川口市のなかよしめだかさんで購入したナラ材、もう2本はホームセンターで購入したビックホーンの朽木。
3時間ほど加水し、10分ほど陰干しを行った。そのまま使う際には30分~1時間ほど陰干しを行うが、埋め込むのでそんなもんでいいだろう。
そして、材を廃マットに埋め込み、ごみ袋に入れて、完成。
マットは少し水分多めが良い。
後はこのまま1~2週間放置し完了。
のはずだったが、コンテナを購入したので移した。
ということで完成! 以上効果は追って報告予定。
(日常)カブトのマット交換を行う
最近カブトムシの幼虫が増えて、マット交換にわくわくが止まらないが、大型カブトのため思った以上にマットが必要で費用を考えるとドキドキしております。
幼虫のサイズ、ケースのサイズ、季節等状況によって前後するが、マット交換は大体2ヶ月〜3ヶ月に1度が目安としている。
さて、今回のマット交換は以下の通り
- アトラスオオカブト×2
ティティウスシロカブト×3
撮りそびれた・・・マルスゾウカブト×3
- グランドシロカブト×1
マルス、ティティウスは初めてのマット交換。
マルスゾウカブトは大型なためか、糞がかなり大きい。
それにマットの減りも、他のカブトと比べても圧倒的に早い。
今回結構な量の出たので、これはとあるものの作成に活用したい。
ということで、次回はこちらを使用してとあるものを作成しようと思っております。
あれです。とうとう自作ってやつですね。
それでは
(日常)餌交換を行う
餌交換は楽しいが・・・
虫活2年目になり、餌やりが忙しくなっている今日この頃。
1年目は幼虫飼育がメインで、主にマットの湿度管理。週1回くらいで霧吹きする程度。
しかし、2年目になり、成虫も20匹以上になると餌交換は手間がかかる。
しかも餌やりと単純に言っても、やることはいろいろ。
* 餌交換
* マット交換
* 霧吹き
大きさの違いや、食べる量の違い、マットの汚れ具合等、それぞれ交換頻度も異なるため、結局毎日確認する事に。
楽しかった観察は、監視になり、楽しかった餌やりは、もはや刑務所の刑務官のごとく。
でも、最近の刑務所のご飯はうまいって話ですし、我が家の昆虫たちは高級なプロゼリーを食べてるし。
あながち間違いではないのかもしれない。
という話は置いといて、今回は2年目まだ素人同然の新米虫活おじさんの日常について。
我が家の生体紹介
ということで、今回は週末に行った餌やり風景を。 この日はほぼ餌やりのみ。
スペキオススシカクワガタ
男のみ生まれるという悲劇。友人に3匹幼虫を譲ったのだが、実はこちらもオスのみ。 いやマジで、どういう遺伝子よ。 ちなみに、こいつは長男。唯一後食始まっております。ギラファノコギリクワガタ(メス)
この子は産卵セットをこれから組むか考えている個体。めちゃくちゃ幼虫取れたので、ちょっとどうしようか考え中。ギラファノコギリクワガタ(オス)A
現在2セット組んだお父様。こいつの遺伝子が強いのか、はたまたメスが強いのか、かなり産んでくれた。 我が家のサンデーサイレンス的存在。ギラファノコギリクワガタ(オス)B
後食も済み、絶賛男盛り。しかし先ほど紹介したメスとペアリングしようか考え中。 ゆったり我が家で過ごすか、男の喜びを知ってもらい子孫を残してもらうか・・・インドアンタエウスオオクワガタ
初めてむし社に行った際に購入した幼虫が羽化した。
日本産オオクワガタと異なり、少し全体的に丸みがあり、きれいなフォルム。
それから、比較的おとなしい性格で、触っても、手に載せてもゆったりと動き、娘たちに大人気。
見た目が美しいので、見て楽しんでいるのでそれはそれでよいのだが、寂しいのではと、最近丁度よいメス募集中。
大変な時はみんなで楽しんで
大変だとは言え、やっぱりこういった昆虫を見るのは楽しい。
我が家ではそんな、「面倒」ではなく、「楽しい」と作業できるように、子供と出来るだけ作業をするようにしている。
子供と一緒にやることで、今まで知らなかったことが分かったりする。
インドアンタエウスオオクワガタは口が毛深かったり、ギラファノコギリクワガタのオスって後ずさり良くするとか。
子供も興味持つし、大人も楽しく作業ができている。
今後昆虫を飼育したい、ブリードしたいという方は、何か家族を巻き込んで、みんなで楽しくやるのが良いと思う。
偉そうに言っているが、まだ2年目。来年には音を上げている可能性もなくはない。
そうはならないように頑張る所存!
ということで。
メリディオナリスコクワガタの産卵セットを組む 2024年5月初旬
ビートルマニアックスの釣果のメリディオナリス
とりあえず手に入れた種類からブリードしてみよう精神でやっております。
今回のメリディオナリスコクワガタはビートルマニアックスのガラポンの景品で当たったもの。
3匹の幼虫で手に入れたのだが、1匹星になってしまった。
でも、ペアで羽化してくれたため、ブリードを行った。
コクワというよりヒラタっぽいフォルム
まずこのメリディオナリスコクワガタ。こちらもあまり聞きなれない種。
とはいえ日本では比較的メジャーな品種の様で、価格も3000円~と手を出しやすい。
それに飼育・繁殖の情報も豊富にあり、外国産クワガタの入門的な感じといっても良いかもしれない。
メリディオナリスコクワガタはベトナム原産のコクワ。見た目は日本のコクワよりも、きれいな赤褐色のボディー、フォルムはヒラタっぽい。
メスは、オスと異なり縦筋の入った黒い。
羽化からペアリングまで2ヶ月
コクワということで、成熟も早目と考え、ペアリング+産卵セット。
3月に羽化、数週間で餌を食べ始めたので、5月に入り早速ペアリングを行った。
思いのほかすぐに交尾完了。
羽化から後食まで半月で後食、1ヶ月半でペアリングと、羽化から2ヶ月でペアリングまで行った計算だ。
産卵→幼虫→成虫→産卵のサイクルが早く、大型のクワガタとはまた違った楽しみがあると思う。
産卵セットは材埋め込み式
産卵セットを組むにあたり、ネットで情報収集を行う。
やはりまずはじめに出てくるのはこちら
- わたくわの飼育記
言わずもがな、超メジャーブロガーであり、ユーチューバーのわたくわ氏のブログ。
ほとんどの方は見たことあるサイトであると思う。
いつ見ても、見やすく詳細に書かれている。
どこかのどっかのブログとは大違い。
参考にさせていただきます。
こちらでは、産卵マットは産卵一番を使用し、バクテリア材3本の埋め込み式を採用していた。
わたくわ氏は基本産卵一番を産卵マットとして使用しているようですね。
バクテリア材はメスの反応が良くなるということもあるが、おそらく小型種ということで、柔らかい材を使ったということかと。
今回はこちらを参考に材埋め込み式の産卵セットを組むことにした。
使用ケース:小ケース
使用マット:フェロールマット
材:クヌギSサイズ×1本
転倒防止材:水苔
備考:我が家にはバクテリア材がないので、クヌギを使用。詰め方はケース下数センチはカッチカチにガチ詰。ぞこに材を1本をしっかり埋めた。
すぐに産卵状況は確認できていないが、楽しみ。 こちらも7月上旬に割り出し予定。
それでは
(計17匹)初のマット産卵成功!:ニジイロクワガタ
ニジイロで初のマット産卵成功、ようやくマット卒業。 〇〇卒業というのは何歳になってもテンション上がるが、正直ね。40越えのおっさんがテンション上がるってちょっとアレなのでほどほどに喜んでます。
3ラインで計17匹成功
さてさて、一度冬場の産卵セットで失敗しているニジイロクワガタの産卵セット再セットアップした結果報告。
今回は暖かくなった4月に3セットを組んだ内容。
前回と異なり、全てフェロール堅詰め一択で行った。
ざっくりした詳細は以下の通り
Aライン(即売会購入品):紫紺ペア
- 4月6日組み:中ケース、フォロールマット、超堅詰め
- 5月26日割り出し:12匹の幼虫、卵
- 孵化率50%。2ヶ月以上は待った方が無難。
Bライン(ショップ購入品):小型ノーマル色ペア
- 4月6日組み:小ケース、フォロールマット、超堅詰め
- 6月1日割り出し:0匹
Cライン(即売会購入品メス×Aラインオス):メス(緑)×オス(紫紺)
- 4月6日組み:小ケース、フォロールマット、超堅詰め
- 6月1日割り出し:幼虫5匹
2つのラインで幼虫計17匹。ただしオスが同じというなんだか微妙な感じになってしまった。 とはいえ、初のマットでのブリード成功なので、良しとする。
ニジイロ産卵セット割り出しはセットから2ヶ月~3ヶ月
産卵のあったAライン、Cラインでは2ヶ月程たってもまだ卵のままというのが他のクワガタより多い気がする。
オオクワや、スペキオススは2ヶ月でほとんど孵化してたのとはだいぶ異なっている。
これはマットのみ、材あり等産卵セットの組み方に原因があるのか、それともクワガタの種類なのか、はたまたそれぞれ個体の性格なのかはわからない。けど、結構ほっといても問題ないかと。
それから現在17匹内、Cライン5匹はなかよしめだかさんのオリジナル菌糸ボトルに入れ、Aライン12匹は中ケースでマットによる多頭飼育をしている。
A,Cラインともメスの大きさもほぼ同じで、オスは同じなので、飼育環境でどれだけ変わるか観察していこうと考えている。
ということで
僕の童心を奪ったギラファの産卵セット(2セット)を別方法で組む
ギラファノコギリクワガタが羽化した
僕の虫活のはじまりは同僚からもらった8匹のギラファの幼虫。
結局7匹羽化した。
オスが2匹、メスが5匹という結果だった。内メス2匹は同僚にお返しをしたので、現在我が家にいるのはオス2匹、メス3匹という状況。
それでは、過去の記事をご紹介
で、羽化した子はこちら
メス α(アルファ)
メス β(ベータ)
メス γ(ガンマ)
オス A
- オス B
「材埋め込み」と「マットのみ」それぞれで組む
さて、今回の産卵セットはオスBと、メスγ(ガンマ)がまだ成熟していなかったため、成熟したAと成熟しているメスα(アルファ)、β(ベータ)をそれぞれペアリングを行い、産卵セットを組んだ。
未成熟のメスγ(ガンマ)は成熟後にオスBとペアリング予定。
それではそれぞれの紹介
ラインI(オスA×メスα)
ラインⅡ(オスA×メスβ)
- ケース:小ケース
- 産卵マット:フェロールマット
- 転倒防止材:水苔
- 備考:小ケースは底10センチにマットをギチギチに詰め、それからケースの7割くらいまでしっかりマットで埋めました。
個体差もあるので何ともだが、材埋め込みとマットのみの違いで、どのような今後の参考にしていきたい。 割り出しは2ヶ月後の8月上旬予定。
(2匹)期待と裏腹にファブリースノコギリクワガタ産卵セット割り出し結果
ファブリース?なに?いい香りするの?
ファブリース、なんかいい香りのしそうなクワガタですが、こちらはインドネシア原産のノコギリクワガタ。
もちろんあのファブリーズとは全く関係はない。
このファブリースノコギリクワガタ、僕が虫活を始めて、結構直ぐに聞くようになった種類なので、そこそこメジャー種なのだと思う。
実際、比較的昆虫ショップで見かけることも多い。それにネットでも結構な数が販売されている。
見た目はオスは黒をベースにフチがオレンジ、中央に茶色の筆で描いたような縦のラインが入っている、特徴的な色味。それにマックス90㎜近くなる(88㎜が最大)大きさから、迫力もある種類。
メスはオスと少し異なり、濃い茶色ベースにフチが茶色がかったオレンジをしている。光沢もあり、丸っこいフォルムがとても愛らしい。
このように、見た目もとても魅力的で、人気があるのも当然という感じだ。
僕が手に入れた個体は、オスは顎も大きく、ザ・ファブリースといったフォルムだった。
そうなると、もちろん増やしたくなる。
ということで、早速(4月中旬)産卵セットを組むことにした。
組み方は、ネットを参考にするのではなく、某昆虫ショップに相談してセットを組んだ。
産卵材埋め込みで産卵セットを組む
産卵セットの方法としては、マットのみと産卵材埋め込みと2パターンに分かれる。
ノコギリクワガタ系の多くは基本マットのみでも産卵を行うため、今回のファブリースノコギリクワガタもマットのみでも、産んでくれる。
実際にネットで検索してみると、マットのみでも十分に実績がある。
今回は某ショップ店主が勧める通り、中ケースで産卵材2本を埋め込んでの産卵セットを組んだ。
産卵材を使うことで、産卵行為に入りやすくなるとのこと。
ケース下5〜10センチはカッチカチに詰め、そこに2本材を埋め込む。
以上!
非常に簡単。
と思っているのはまだまだなのかもしれない。
結構こういう単純な作業ほど経験が必要な気がする今日この頃。
だが、それは杞憂に終わった。
数日後ケースを覗くと、側面や底に卵を発見。
チョロいぜ!
(2匹)ファブリーズノコギリクワガタの産卵セット割り出し
6月下旬に産卵セット割り出しを行った。
おおっ?
いた!
卵1つあった!
ん・・・?
オンリー!?
でした。
2匹でした。
ショック!まじでショック。
このセットはセット直後に結構ケース底に卵結構あった分へこんだ。
もしかすると食べた?結構そういった情報はネットにはあったのだが、まさかこんなになくなるとは思って耳なかった。
特にマットに産むタイプだと、動き回るのでその時に食べてしまったのかもしれない。
ネット情報だと「溶ける」ということもあるとのこと。
食べられたり、溶けたりマット産卵は気をつけなきゃ行けないことが多い。
マットのみでのセットでは、卵をある程度確認したら、採卵し、再セットするのが良いかも。
ということで、現在卵を確認している産卵セットを、週末に割り出す予定。
頼む無くならないでくれ!